社長の遅刻、社長出勤についてどう思う?

社長って、遅刻してくる、定時には来ないっていうイメージの人結構多いですよね。

あとは朝は基本いないとか、所謂「社長出勤」と言われるやつですね。

皆さんはこの件について、どう思いますか?

これに対する自分の意見と、そもそも社長って、定時通り出勤しなきゃいけないのか、労働時間の規定はどうなってるのかなど、その辺も含めて話したいと思います。

 

 

【社長は労働基準法の対象にならない!?】

まず、社長や取締役など、役員とその他従業員とでは、働くうえでの規定が異なります。従業員は「就業規則」というものが基準となりますが、社長などの重役は「役員規程」にのっとっています。

なんと驚くことに、社長含めた役員は、労働基準法の対象にもなりません。24時間365日ぶっ続けで働いていても法律上は問題ないんです。(倫理上は問題ありですけどね)

 

休日の規定も、残業の概念もないわけなので、よく言えば自由、悪く言えば社畜です。

会社の業績が悪ければ、休む間もなく馬車馬のように働く必要がありますし、うまくいってるなら全く働かなくてもいいわけです。

この大前提を理解しているかどうかで、この記事の捉え方は変わってくるので、認識しておいてください。

 

 

【社長出勤って結局どうなの?】

では、この社長出勤、要するに定時よりも遅い時間に社長が会社に来ることについて、僕なりの意見をします。

結論からいうと、「社長の自由」だと思ってます。定時に来るべきとも、後で出社すべきとも、なんなら「出社しない」というのも、会社の方向性、社長の方向性で決まると思ってるので、一概にこれが正しい、というのはありません。

 

そもそも会社というのは、極論をいうと社長がすべてです。特に会社の規模が100人以下の会社ならその影響力は絶対的なものだし、社長はワンピースでいうルフィなわけなので、社長がこうだといえば、そうなんです。

実際にみんなよりいち早く会社に来て、仕事をしている社長さん、ほぼ会社に来ない社長さん、それぞれのやり方でうまくいっている会社は山ほどあります。

もしそれが嫌なら、転職するか、自分で起業すればいいだけの話。

 

 

【社長として大切なこと】

じゃあ結局のところ、社長は遅刻しても社長出勤でも何をやってもいいの?というところについては、必ずしもそうとは思っていません。

そりゃ従業員だって人だし、どれだけ社長の自由といっても、好き勝手にやってばかりで従業員の意見を聞いてくれなければ、人は離れていきます。

僕は起業してまだ1年半も経っていませんが、それでも自分が考えている、自分が思う社長としての在り方について、「僕なりの価値観」があるので、それをお話しします。

 

 

まず最初に大切なのが、自分がどうしたいかに合わせて、それを「実現させるための努力をする」ということです。

たくさん働きたいと思うならそうすればいいし、働く時間を短くしたいと思うなら、現場を任せられる人材を育成し、効率化のためにシステムを構築し、自分が会社にいかなくても会社が成長する環境を作ればいいし、このご時世なのでテレワークや場所を問わずに働きたいと思うなら、社外から指示を出したり、会社を運営できる環境を作ればいい。

そういう努力もせずに、ただ単純に遊んでるだけとか、夜遊びばかりしてて出社が遅いとかなら論外だと思ってます。結局「自由」というものには責任が伴うってことですね。

 

 

 

そして、2つ目に自分が大切にすべきと思っていることは「約束を守る」ということ。

会社の未来を考え、語るのが社長の大切な仕事の一つです。でも、「こういうのをやる」「こういう未来を作る」と話をしていて、それが叶えられなかったり、叶えるそぶりもなければ、従業員はどう思うでしょうか?

勿論すべてが予定通りいくことなんてないわけですが、でも社長は理想を語り、未来を

語るのであれば、それを実現させるという責任があります。

特に今の時代、昔よりもやりがいが求められているわけで、出来上がった会社に入るよりも、みんなで新しい未来を作り上げていくことが、良い会社の一つの定義でもあるわけです。

会社の新しい未来を夢見て入社した社員、アルバイトが、「あれ、なんか聞いてた話と違う」とか「会社説明会で話をしていたあのビジョンはどうなったんだろう?」という考えになってしまうと、離職になったり、モチベーションの低下になるわけなので、定時出勤をするとかよりも、時間も含め、約束を守るということ、そしてビジョンを実現していくということが必要です。

 

 

最後に、「人に言ってることと、自分が行っている行動を同期させる」ということも大切だと思っています。

人には時間を守れといっておいて、自分は守らない。コツコツ努力することが大切なんだと言っておいて、自分は何も努力してない。そういう人の話を、従業員は聞こうと思いません。

そりゃそうですよね。当たり前のことなんですが、これが案外できてない人が多いなーと自分は思います。うちも行動指針という会社の軸となる行動の基本というものを作っていて、それをまずは自分が率先して行うように自分は努力しています。

 

※参考までに!

【FILL LIGHT行動指針】

1.感謝を言葉にする

2.失敗を恐れない、笑わない

3.Give Firstの精神

4.自分に正直であれ

5.過去ではなく未来を語ろう

6.固定概念に囚われない、自由な発想を

7.人に優しく、自分に優しく

8.思考は現実化するが、行動なくして実現せず

9.本気で遊べ!

10.人生を謳歌すること

 

 

【まとめ】

結局、定時出社すべきかどうかは、社長の自由、ただ、自由に行動するには発言、行動に責任を持たなければいけない、ということだと思ってます。

 

ちなみに自分は、定時に会社に行っています。何なら今日は誰よりも早く定時の40分前に会社に来ました。やりたいこと、やるべきことがあるからです。

でも、社長が早く来ることも善し悪しだと思っていて、従業員の中には「社長が早く来てるから自分も早くいかなきゃいけない」と思ってしまう人もいるだろうし、そもそも社長の仕事って社内でやる仕事ばかりではなく、いろんな意味で社外での活動、輪を広げることもすごく重要な仕事なので、社長がずっと会社にいてインプットが少ないような環境だと、新しい発想や新規事業への展開などはあまり見込めません。

なので、自分の目指すところとしては、単身赴任をしている夫のように、自分がいなくても会社が回り、そして従業員の為に自分は社外でどんどんインプットを増やし、それを活かして会社をより良くしていくことです。

 

どうにしても、従業員のお手本になるような行動をすることを心がけ、今後も経営をしていきます。