大学なんて行かなくていい

さて、今日は大学についてのお話。

皆さんは大学に行ってましたか?相当勉強して希望の大学に行った人、周りが行くっていうので、自分もいかなきゃなと思って行った人。色々あると思います。

正直、多くの人にとって「大学なんて行く必要のない場所だ」と僕は思っています。勿論、大学という存在自体を否定しているわけではないし、絶対に行ってはいけないというわけじゃないので、そこはご認識を。

 

まず、そもそも大学って何のために行くんでしょうか?

大卒の肩書が欲しいから?

就職を有利にする為?

教員免許を取る為?

専門分野を学ぶ為?

 

いろんな理由があると思いますが、正直「大学でしか学べないこと」もしくは「大学でしか得られない資格」があるなどじゃなければ、行く必要はないと僕は思っています。

 

まず、大卒っていう肩書きって、今時そんなに必要ではありません。時代は実力社会であり、経歴よりも現在のスキル、未来を創造するチカラが必要なわけで、大学を出たから生涯安定して収入を得られるような社会ではなくなってきているわけです。

大手企業でさえ変化についていけなければ倒産するし、勢いのあるベンチャー企業がどんどん出てきている。アメリカとかに比べればまだまだ古き体質をまとった会社もかなり残ってますが、そういう会社に就職したとして、昔みたいに長く勤めればその分給与が上がって、定年で退職する際に巨額の退職金をもらえるかというと、そうではありません。

実際、経団連の中西会長が、「正直言って経済界は終身雇用なんてもう守れないと思うんです」って言っちゃってます。結論そういうことなんです。

 

「でも、高卒よりは大卒のほうが就職は有利でしょ?」

というのは、正直そうかもしれません。実際大卒しか採用していない会社も多いわけなので、自分の就職先の選択肢を広げるという意味では、正しいです。

でも、結局この点についても、就職した先で一生勤める場合の話であり、前述の通りそれが難しくなってきている今、転職が当たり前の世の中で「自分の市場価値」を上げるには、大卒というレッテルよりも、どこで何を学び、どういうマインドで仕事に取り組んでるか、この部分が経験豊富かつ今後伸びる市場のスキル(今でいうとプログラミングとか)があるほうがよほど市場価値は上がると思います。

 

実際、自分の周りでも、本当に大学に行って多くを学び、人として成長したなーって思う友人は数えるほどしかいません。ほとんどは遊びまわったり、飲み歩いたり、授業だるいーって言って他の学生に出席させたり、4年間という時間と数百万のお金を費やす意味を感じられない過ごし方をしているように見えました。

僕自身も大学に行っていたので、同じ大学の友達に対しても、感じる部分はありました。

 

ちなみに自分は大学3年の後期に入る前に、大学を辞めてます。

なので肩書きとしては、高卒ってことになります。

あと1年半で大学卒業だったので、勿論親にも周りにも、教授にも止められました。「ここで辞めるなんてもったいない」と。

でも、自分からすると、過去の2年半より、未来の1年半のほうが大切だった思ったので、結局辞めるという選択に至りました。

ただ、これだけは言えるのは、「大学の中で自分に身につくこと、将来に活かせるような学びの場所はないか」を考え、探し、いろんな大学の設備を使ってみて、そのうえで判断するようにしました。これは、何かを辞める時、いつもそうしようと思っていることで、その環境の中で自分ができること、学べることを調べ、探し、それに対して努力する、そのうえでほかにもっと学べる場所があると感じたら、そこを辞める、という形をとるようにしてます。

じゃないと、ただの逃げになってしまうので。

 

実際いろんな設備を使ってみたり、教授に話を聞いてみたり、いろいろ動いてみました。でも、自分には大学で学べることよりも、バンド活動やアルバイト先の社長、オーナーと話しているほうが、よほど自分のためになる、と感じたわけです。

 

何度も言いますが、大学自体が全く意味のない場所というわけではなく、「必要な人にとっては必要な場所」であることは間違いないです。でも、今のご時世、「高校を卒業したら大学に行って、いい企業に就職するんだ」っていう考えは、かなり時代遅れなのは間違いないです。

 

私の会社でも、高卒新卒で入ってきて4年が経ち、同い年で大学卒業した新卒陣よりも遥かに長けた営業力を身に付け、部下を持って仕事に励んでいる子がいます。勿論収入もそこらの新卒とはけた違いの額をもらってますし、営業で得たコミュニケーション力や強いマインドは、他の企業に行ったとしてもある程度通用と思います。

 

高卒で働くことを推奨している訳ではないですが、なんとなく大学に行くくらいなら、新しい環境で働いてみたほうがよほど自分のためになる。

大学に行くなら、それなりの理由を見つけて、本当に意味のある4年間にするために努力をしたほうがいい。

これが自分が伝えたいことです。