お金というものは本当に厄介です。
付き合い方を間違えれば自らを滅ぼし、正しく使えば人を救うこともできる。そんな諸刃の剣をどう扱うか、それは人生において非常に大切なスキルの一つです。
今回は、そんなお金に関する考え方や正しい使い方についてお話しします。
必要以上のお金を持ってはいけない
宝くじで高額当選した人のうち、その後7割以上の人が以前よりも貧乏になったというお話を聞いたことはありますか?
借金を背負ったり、破産したり、、 ほとんどの人が不幸になったと言われています。
その理由はいくつかありますが、一番の理由は「お金の正しい使い方がわからなかった」からでしょう。
例えば、3億円当たった場合は40年間で使い切ろうと思ったら毎月62万5千円使うことができます。これだけ聞けば「え、余裕じゃね?」と思うかもしれませんが、お金はただ使うだけだと、当たり前ですが減っていく一方です。しかも、仕事をしたり、夢を追いかけていたりするとそこに費やす時間がありますが、仕事を辞めてただ遊んで暮らすとなると、良くも悪くも自由な時間が増え、間違いなく浪費が増えてお金は思っている以上に速いスピードで無くなります。
お金には、正しく使うためのスキルというものがあります。10万円を使うスキル、100万円を使うスキル、1億円を使うスキル。
それを知っている状態でその額のお金を所有するか、知らずに所有するかで、プラスにもマイナスにもなりうるということです。
お金そのものに価値はない
当たり前ですが、お金そのものには、価値はありません。使う先があって初めて価値が生まれます。
3億円持っていても、使い道がなければただの紙切れ同様。しかも、その紙切れは不幸の手紙となり、自分自身を苦しめます。
大切なのは、何のためにお金が必要なのかであり、お金を持つこと自体はそんなに重要ではありません。
目的 ⇒ お金
この順番を間違えると、身を滅ぼす原因になります。
ある一定の収入から、幸福度は上がらない
収入が上がればその分幸福度は上がると思われがちですが、ある一定の収入から、幸福度は上がらないということがわかっています。
それは、
。ちなみに資産は1億円を超えると、幸福度は上がらないと言われています。
また、年収1億円以上になると、むしろ幸福度が下がってくるという調査結果もあります。
勿論、ある程度の収入は必要なのと、年収800万円となると日本人の平均年収の2倍近くになる為、多くの人にとっては今より収入を上げることが幸福度の上昇につながるのは間違いありません。
しかし、必要以上のお金を持っても、幸せにはならないし、むしろ幸福度は下がるということです。
正しいお金の使い方
結局、お金という諸刃の剣と、どう向き合えばいいのか。
答えは実は簡単で、「目的達成のために必要な分だけのお金を持つ」ということ。明確な目的があり、そのために必要なお金が明確であれば、その分だけお金を持ち、目的のために使うことで、「お金に弄ばれる」ということはなくなります。
今ではクラウドファンディングなどでお金を集めるという方法もありますし、目的がしっかりしていれば、お金を集めるということはそんなに難しいことではありません。
勿論、手元の資金が全くなく、その暮らしの生活とかになるとさすがに身動きが取れず、やりたいことに費やす思考や労力がなくなってしまうので、最低限の資産は必要です。
【まとめ】
今日はお金との正しい向き合い方、使い方についてお話をしました。
自分のお婆ちゃんが今年92歳になるのですが、いつも「私はお金がなくても幸せ。世の中お金がすべてじゃないよ。幸せに生きることが一番大切だよ」と教えてくれます。
自分はその言葉をしっかりと胸に刻み、幸せに生きるためのツールとしてお金を使うことを心がけています。
皆さんも、今一度お金との向き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。