今日は、人間関係、所謂コミュニケーションにおいて、これだけは必ずやって気を付けておいた方がいいというお話をします。
仕事場での人間関係、家庭内、近所付き合い。
色々な場面での人間関係の中で、うまくいかないなーと思うことがあると思います。
コミュニケーションにおける大切なポイントは勿論いくつもありますが、その中でも自分が「これだけはちゃんとやろう」と心に決めてやっていることがあります。
それは「ありがとう」と「ごめんね」を、しっかり伝えることです。
当たり前のことを積み上げていく
すべての成功は、この原理に尽きると言っても過言ではありません。自分も様々な哲学書、自己啓発本を読んできましたが、実はそこに書かれていることのほとんどが、トリッキーな考えや行動指針ではなく、「当たり前のこと」をどれだけコツコツ、継続できるかという内容なんです。
結局成功するための「やるべきこと」と「やるべきではないこと」というのは、思いのほか明確で、これはコミュニケーションにおいても同様のことが言えます。
恋人や奥さんと良い関係を続けていくには、年に一回の誕生日で高価なアクセサリーを買うよりも、毎日感謝の気持ちや好意を伝えるほうが、間違いなく良い関係を保つことができます。
感情と言葉
ただ、なかなかそう簡単にはいかなくて、どうしても感情が不安定な時、相手に何かをしてもらったのに、有難うと言えない、心からそう思えない、ということもあると思います。
また、誰かに指摘をしてもらったときに、「言われなくてもわかってるよ」というような感情になり、「指摘してくれてありがとう」という気持ちには、なかなかなれなかったりします。
やはり感情と言葉はリンクしていて、自分の感情が不安定な時は、出てくる言葉もあまり良くない言葉になってしまうケースが多いのは事実です。
でも、「感情⇒言葉」という流れとは逆に、「言葉⇒感情」という流れもあるということを認識しておくと、ここも解決することができます。
感情は選択できない
例えば、誰かに指摘をしてもらったときに、気持ちをぐっと堪えて「指摘してくれてありがとう」という言葉を伝えるという選択をします。
そうすると、その言葉よって、まず相手の反応が変わります。「なんだようるさいな」という言葉を返すよりも、「指摘してくれてありがとう」という言葉を返したほうが、そのあとの相手の反応が穏やかになったり、優しい口調になることが多いんです。
そして、自分の感情も発した言葉に沿ってその方向に動いていきます。
「なんだようるさいな!」という言葉を選ぶと、自分もどんどんイライラし、感情的になってしまいますが、「ありがとう」を伝えることで、「有難うって言えた自分、大人だな」と思えたり、少し気持ちが楽になります。
正直、本音で有難うって思えるかどうかが大切ではありません。その言葉を選択する、ということが、大切です。そうすることで、感情にも影響してきて、少しずつ考え方も変わってくるということです。
結局、感情はコントロールできませんが、言葉はコントロールできるので、コントロールできる言葉の部分をプラスに変えることで、感情もプラスに動いていくのです。
【まとめ】
今回は人間関係においてたった一つの大切なことについてお話ししました。
些細なことでも、有難うとごめんねをちゃんと伝え、感情のまま言葉にするのではなく、言葉をコントロールし、感情にも良い影響を与えていく。そうすることで、仕事場でも、プライベートでも、良い人間関係を築くことができます。