今日は今の時期だからこそ伝えたい、新しい道を選ぶことについてお話します。
コロナの影響で、今までやってきたことができなくなり、今後どうしていこうか悩んでいる人も多いと思います。そんな中で、新しい道を選ぶ人、今は耐え忍び、再開の時を待つと決めた人、様々な人がいると思いますが、そういった人たちにお伝えしたい内容です。
努力をする、というスキル
皆さんは、今まで何か一つのことに本気になって努力したことはありますか?部活でも、趣味でも、仕事でもなんでもOKです。
本気で甲子園を目指して努力していた、音楽で売れるために本気で努力してきた、起業するために本気で努力してきた。どんなことでも、何かしらに本気になれた人は、新しい道を選んでも、本気になって努力することができます。
努力する、これも一つのスキルだと思っていて、本気で追いかけてきた夢が途中で諦めざるを得ない状況になったり、自分のやりたいことが他に見つかった際は、今までの「何かに本気になって努力してきた」という経験が、間違いなくプラスになります。
自分自身、19歳からバンドを始め、音楽で売れることを夢見て上京し、30歳まで駆け抜けてきました。途中いろいろあって何度も挫折しそうになりましたが、それでも続けてきた中で、自分で会社を作り、夢を見つけるきっかけ作りや、夢を応援したいと思い、音楽から距離を置き、1年半前に起業して今に至ります。
間違いなく自分が音楽という夢を追ってきたことは、今の自分にとってもプラスになっていて、「夢に向かい続けるということの過酷さ」と「夢を追いかけることのやりがい」を知れただけでもかなり大きな財産ですし、その中で出会った仲間も、大きな財産になっています。
一度決めた夢からの方向転換を、「ここで諦めたら周りにどう思われるか」とか「せっかくここまでやってきたのに」という思いから、とりあえず続けているっていう人も多いと思います。
でも、夢や目標って、良くも悪くもずっと同じじゃない。というか、同じじゃなくていい。自分はそう思っています。一つのことを何が何でも続けることよりも、何かに本気になれることが、何よりも大事だと思っています。
我慢する、ということも選択肢の一つ
ここまでの内容だと、「思い切って新しい道を選ぼう」という内容に聞こえるかもしれませんが、そういうわけではありません。
正直言って、今まで経験を積んできたことをすべてかなぐり捨てて、まったくの未開の地に足を踏み入れるのは、それはそれでリスクというか、せっかく今まで培ってきたスキルを活かさないのは勿体ないし、今は耐え忍ぶということが逆に近道だったりすることもあります。
これはキングコングの西野亮廣さんが言ってたことでもありますが、自分も本当にそう思っていて、焦って新しい道に切り替える必要はないと思います。
例えば、今までライブバンドとしてライブハウスで精力的に活動してきたロックバンドが、今の状況を見て、ライブハウスでの活動が厳しそうだからといって路上ライブとかがしやすいフォークソング中心の楽曲に路線変更したり、思い切ってYouTuberに転向しようとか、そういうのはどうかなって思います。
矛盾するような話になるかもしれませんが、新しい道を選ぶのも、今の道を突き進むのも、どちらも正しい判断だといえます。
どのように道を選べばいいのか
じゃあ結局どうすればええねん!って皆さん思うと思いますが、答えはシンプルで
『本当に自分がやりたいことか、そうじゃないか』
これが、道を選ぶときに大切なポイントだと思っています。
例えば、今までやってきたことが本当にやりたいことで、まだできることはある、まだまだ続けていきたいっていう思いがあるなら、耐え忍び、あの手この手を使って再開の時を待つほうが良いと思います。
もし、今まで続けてきたことが、どこからか少し惰性になっていたり、「やらなきゃいけない」という感情で続けている場合や、本当にやりたいかわからない時とか、今までやってきたこと以外で、それ以上に新しく興味を持ったことがあれば、新しい道を選んでもいいと思います。
あとは、自分が「やれることは全部やり切った」と思えた時も、新しい道を選ぶ時だと思います。
そして、今まで追いかけてきた目標や夢について、本気で努力してきた人は、新しい道を選んでも、周りは応援してくれるし、努力をしてきたという経験が間違いなくプラスになるので、思い切って前に進んでみてほしいです。
【まとめ】
今回は、「新しい道を選ぶ」ということについてお話ししました。
無責任な発言かもしれませんが、正直、何が正解かは誰にもわかりません。その中でも、今自分がどう選択すべきか、その参考になればと思います。