今回は、「流行る飲食店は何が違うのか?」という話をしていきたいと思います。
実は営業の世界に飛び込む前、24歳までは、17歳からずっと飲食店で働いていました。
レストラン、お好み焼き屋、バー、焼き鳥屋…
様々な飲食店で働いてきた中で、自分が感じた「流行る飲食店」の共通点をお話ししていきたいと思います。
飲食店で働くってどうなの?
まず、飲食店で働くってどうなの?ということから話します。
結論から言うと、
と自分は思っていて、理由は「人との接し方の基礎が学べる」そして「人を喜ばせることのやりがいがわかる」からです。※ちなみに自分がいう飲食店で働くっていうのは、接客がメインの話になります。今のご時世オペレーションシステムはある程度整っているお店が多いので、作業は単純ですし、覚えることもそんなに多くはないと思います。でも、接客ってものすごく奥が深くて、マニュアルにするのが難しい部分も多く、それを模索して身に付けていくのは大変ですが、相手が何を求めているのか、どのように行動すれば相手を喜ばせることができるかを考えるだけでも、すごく人生にとってプラスになります。
流行る飲食店の共通点
さて、ここからが本題ですが、自分が今まで働いてきた飲食店は、多くが人気店、繁盛しているお店でした。その中で、自分が感じた共通点をお伝えします。
それは「気持ちの良い接客」です。
流行っていたどのお店も、相手を喜ばせよう、食事を楽しんでもらおうという気持ちがすごく強く、従業員に求める接客レベルがすごく高いお店ばかりでした。飲み物が空いていたらお代わりが必要ないかを聞く、空いたお皿をすぐ下げるという基本は勿論、どの料理がどういう味かを把握し、相手の好みに合わせて提案ができるかとか、来店2回目のお客様でも顔や前回頼んだものを覚えておいて、新しいおすすめの料理を提案するだとか、本当にお客様が気持ちよく食事をし、気持ちよく帰れるかを追求しているお店ばかりでした。
そうは言っても、チェーン店とか、大手だと難しいでしょ?って思う人もいるかもしれません。
でも、考えてみてください。なんでスターバックスがあんなに人気なのか。
大変申し訳ないのですが、コーヒー通ではない自分からすると、どのお店のコーヒーも、同じような味に感じます。でも、スターバックスって、店員さんの接客が気持ちいいと感じませんか?
目を合わせて笑顔で接客してくれるし、ちょっとしたサービスをしてくれたり、カップに絵を描いてくれたりと、同じカフェでも、他のお店より接客レベルが抜けていると思います。
勿論商品も良いと思いますが、僕はこの「気持ちの良い接客」というのが、他のチェーン店とスタバの差だと思っています。
また、実はコンビニでもいえることで、東池袋駅の近くにあるファミリーマートで、店員さんが全員すごく元気が良い店舗があります。元気よく「おはようございます!」って言ってくれたり、「ただいまレジが込み合っております!順番に対応させていただきますので少々お待ちください!」って声かけてくれたりとか、会計の時も、目を見て「有難うございました!」って元気よく言ってくれる。
東京ってびっくりするくらいの感覚でコンビニがありますが、自分は少なくとも東池袋でコンビニに行く際は、そのファミマに行きます。実際、近くにある他のコンビニよりも、明らかにいつもお客さんが多いです。
だって、自分も元気になれるし、ちょっとだけですが、よし、頑張ろうって気持ちになれるんですもん。
コンビニでさえ、こうやって差が出てくるんです。自分がもしコンビニオーナーをやるとしたら、間違いなくパクります笑
人は人に来る
結局は今のご時世は特に、「人は人に来る」ということを忘れてはいけません。
エンタメもそうですが、料理についても、良質のものが溢れている時代なので、音楽でいうと「演奏レベル」料理でいうと「料理そのもののおいしさ」だけで勝負するのは、あまりお勧めできません。
勘違いしてはいけないのは、アーティストなら演奏レベルを上げる努力、料理家ならおいしい料理を追求することをやらなくていいというわけじゃなく、それはそれでやるべきであり、そのうえで差がつくのは「人だよ」ということです。
【まとめ】
ということで、今回は流行る飲食店の共通点についてお話ししました。
飲食店を経営している人、これから経営を考えている人は、是非参考にしてみて下さい。